うみのこ通信

日々の断片

汚い部屋で眠る

床にものが散乱している。新書、ヘアクリーム、大学時代の板書したルーズリーフの束、辞書、ベトナムで買わされた巾着、その他もろもろ。机は何かの書類、ぬいぐるみ、パソコン、iPad(埋もれてる)、椅子にはマフラー、洗濯してないセーター、クッション。

新居に持っていきたい本を段ボールに詰めているうちに、こうなった。一度こうなるともうどこから手をつけていいのかわからなくなる。片付けなくてはならないと、わかっているのにいざ片付けようとすると手が止まる。明日片付けようと思って、床のわずかな隙間をスリッパで踏んでベッドに辿り着き、布団の中でこれを書いている。

持っていく本を選ぶ時、あれもこれもと思う一方で、もうどれもいらないのではないかという気にもなる。本当はもう、凪のお暇の凪みたいに、身一つで出ていきたいのかもしれない。