うみのこ通信

日々の断片

週末の思い出作りに

昼からカウンセリングに行く。電車の遅延で5分ほど遅れた。転職活動および今後の進路などについて、話す。

トレンチコートで来たことを後悔しながら駅に向かう。駅中でタイ料理屋に入る。マッサマンカレー?がメニュー上は辛さ0だったのに、しっかり辛かった。美味しい。

帰りの電車のなかで、ある人の自叙伝的な記事を読む。要は大学卒業後就職しなかったことから始まる人生の振り返り。この人はこの人なりに辛かったのだろうなと思いつつ、祖父の葬式のことを思い出す。悪人だろうが善人だろうが、人はいつか死に最後は骨だけが残り、骨壷に収めるために骨は粉々に砕かれる。どう生きようが結末は同じだし大きい葬式をあげてもらおうが小さい葬式をあげてもらおうが死んだら参加はできないしなとも思う。

そのまま帰るか行ってみたかった地元の書店に行くかで悩んだ。寒いし。だが、「週末の思い出作りにするか」と思いたち、電車を途中で降りた。

最寄駅から徒歩13分。未踏の地だったその駅は、よくある郊外の、中途半端に駅前に整体があるような駅だった。地図アプリを見ながら道を辿る。なぜが美容室が4件くらい立て続けにあり、客の取り合いにならないのだろうかと思った。

住宅街と学校を抜け、目的の本屋に着く。最近できた個人店。目当ての本の在庫が切れていて、別の、普段だったら買わないような本を買う。店主が地元の式場で結婚式を挙げたことなどを知る。

帰り道、少し歩いて別の駅から帰る。大きな催事場の周りが静かで新鮮だった。ライブの時みたいに、ライブを待つ客などが会場周辺に溢れていない。「今日は別人みたいだね!」みたいな。